The fool on the hill

南イギリスでの日常生活・子育てのお話

南イングランド・ルイスに住んで。The Phoenix Project



そろそろショップや街はクリスマスの飾り付けでウキウキする季節が近づいて来ましたね。

 

突然ですが、イギリスに来てからルイスに住んでいました。

現地の日本人人口がとても少ないので記事を書くことはどうかと迷っていましたが、人定事項特定されること承知で公開(後悔)します(笑)

ちなみに私の知っている限り、現在は自分含め8人くらいの日本女性の方々が住んでいます。

East Sussex CollegeやSussex大学に通われている学生さんもルイスに住んでいるようでちらほら見かけますがその人数は抜きです。

 

ルイスの英語表記はEast SussexにあるLewesです。村  Villageではなく「街」Townになります。

こちらに実際に足を運んだのは2011年にたまたまファームのボランティアに来たのがき一番初め。ロンドンからはるばる電車でやって来ました。

 

こちらに舞い降りてから子育てや、ごく普通の日常が過ぎていますが、その日常がとっても充実していた・・充実し過ぎていた・・・。

街のサイズも小さ過ぎず大き過ぎす完璧です。街のデザインも完璧です。川と庭(ガーデン)と公園とサウスダウンズとハイストリートとショップの数。

 

今日はそんなルイスのおすすめ観光の話ではなく、将来の話をいたします。

Cliff Hight Street(坂を降ったメインの通り)からOuse川に抜けれますが、川で隔たれた東側(テスコや現在のHarvey's Breweryがある方)ではなく、西側のちょっと廃れて使われなくなった工業のWarehouseが並ぶところが将来新しく土地開発されます。工場は1800年代にIron Worksアイアンワークスの工場として使われていました。

 

こちらの開発計画はThe Phoenixといい、去年小さな展示がありましたが、そこから8年後の2030年に向け新しい住宅、学校、保育園、病院、店など新しい地区が出来る予定です。

 

www.phoenixlewes.com

私はやっぱりルイスを象徴する「石」でできた外壁や、塀がとても好きです。この開発プロジェクトで建てられる建物はモダンなルッキングになります。ルイス新参者なのでこんなことをいうのは厚かましいですが、モダンな建物の集合が歴史のある街にできるのは残念だと思ってしまいます。

問題もありそうです。こちらのエリア付近にPellsの野外プールがあります。ちょっと寒い日でも泳いでいる人たちがたくさんいるのですが、現在は周りに高い建物はないので太陽が照らしてくれる位置にあります。将来建てられるビルの高さには制限がありますがこのプロジェクトによって光が入らなくなるのではとの懸念もありました。

あと予定の模型が置かれていましたが、建てられる保育園に注目したところ、ビルの中にあるナーサリーのようでした。日本の駅前保育園のようなイメージをしてしまってものすごく残念になりました。子供達が緑で遊べるように、近くにすぐアクセスできる公園や川まで通じる道がちゃんとあることを祈りたいです。ちなみに一緒に展示に行った義母はスタッフに対してその懸念点をちゃんと声をあげていました。他のお客さん(ほぼおじさまおばさま)は質問などをひっそりする感じで、日本人のように静かな人たちでした。

建築のことは一切知識がないですが、計画を見た感じだと「クール」な街造り計画な印象でした。スケートボード場などもさらにできる模様(今もモーリングに有り)。クールなカフェとかお店とか、ロンドンでないこの街に代官山を彷彿とさせるエリアができてしまうのかとちょっと切ないです。(昔代官山や周辺に強い憧れを持ってた者です)

 

結構な面積になるので街の中に小さな街ができるとはとっても不思議です。