The fool on the hill

南イギリスでの日常生活・子育てのお話

*日本語チューター*superprof 生徒一人目

前回の続きです。

 

Preplyとsuperprofに登録して生徒からの連絡を待っていました。初めはPreplyの「先生から生徒に連絡をする」という機能を使ってこちらからアクション(メールをする)をしていましたが全く集客に繋がりませんでした。予定のページを見てみると、日本時間にアクティブになっているようなのでイギリス時間でレッスンをしたい人が少なかった模様。

対して、superprofから今、5人の現地ブリティッシュの人たちに教えていますがこちらのプラットフォームの方がローカルに根付いているので良かったようです。

こちらのサイトは生徒が利用料金を支払うようですが、Tutorは無料です。でもレッスンをする際にレッスン料金から10%が差し引かれます!

 

第一号となる生徒はBrightonに住む女性でした。嬉しくて興奮しました。

第一回目のレッスンはトライアルとなり無料にする先生が多いです。でも無料にするか料金発生かは先生が選べます。この一時間の間にどんなレッスンをしたいのか、どんなレベルなのかなど話しました。ちなみにこの女性(Vちゃん30歳)8ヶ月教えていますが、5人の中で一番熱心なので見ていて羨ましくなるほど上達のスピードはとても早いです!

この女性は対面でのレッスン希望、またVちゃんのパートナーも一緒に勉強しているとのことで2人同時にレッスンすることになりました。

対面の場合電車代を頂きます。こちらはsuperprofのカスタマーサービスに問い合わせたところ、サイトからはシステム上レッスン料金のみしか支払いができないとのことでご自分で生徒と取り決めてくださいとのことでした。

 

この8ヶ月を振り返って改めて思うのが、コツコツ毎日勉強すると本当に少しずつだけど確実に上達する!ということです。1回目のレッスン時にVちゃんと話した感じだとまだまだ英語で説明が必要なレベルでした。ちなみに彼女が使っている教材は「トビラ」や、漫画しろくまカフェよつばと、やwanikaniというアプリなどなどです。

パートナーの日本語のレベルはVちゃんよりも低いけど勉強を頑張って続けています。二人で一緒に勉強できるなんで羨ましい限りです。

 

この方達の職業はsoftware engineerです。

5人の人たちのレッスンを通して、勝手に(とても勝手に)分析しましたが、確実にVちゃんは飲み込みが早くて、拙い日本語の会話をする際も論理的に話す、頭のいい人なんだなあと感じます。パートナーの方もとても頭が良さそうです。しかしVちゃんが会話をリードしているのでパートナーの方はあまり発言をしていなくこちらとしては少し申し訳ない気持ちになるというか引き出してあげたいと思ったり悩みであります。レッスンは一時間しかないので時間はあっという間に過ぎてしまします。(せっかく対面で来ているのでいつも1時間justじゃなくて、ちょっとプラスでレッスンしてましたが)

 

私はGrammarを教えるために手書きで書いたmaterialや、カードゲームを持っていって一緒にトライしたこともありますが、たくさん話す会話の練習に集中したいようで、用意しても使用しなくなりました笑。たくさんの文法を毎日2時間勉強していると言ってましたがちゃんと伸びてます。ボキャブラリーも漢字もちゃんと増えているからすごい熱心に取り組んでることがわかります。

 

とはいえ、初めて2ヶ月後くらいは一度モチベーションが下がって勉強もしていない時期もあったんです!日本に旅行にいって3ヶ月くらい経って熱が冷めたと本人が言ってましたw それでも気持ちを切り替えて一気にN3レベルくらいまで追いついている気がします。初めはN5くらいで多分今はN4を自信持って受けれる、もしくはN3も受かるレベルかと思います。

 

私は毎週電車でブライトンの二人に会いに行くことがとても楽しみになりました。実際1時間のレッスンのために3時間潰れるため、割りにあってないですが、二人からエナジーと新しいアイデアや自分の人生に影響する何か確実にもらいました。

二人との趣味の幅が広く、またパートナーはフランス語、ポルトガル語も話せる語学力がとても卓越した人です。かっこいい。

 

自分自身を振り返るきっかけになりました。

 

私も若い頃から一人暮らし時代は多分毎日一日2時間くらい勉強していたこともあったなあと。思えば20代の頃はいまのようにアプリで勉強するっていう時代じゃなかったからお金もないのに一冊2000円くらいするような英語の教材を色々と買って勉強したりしなかったりまたツタヤでたくさんの映画を借りて夜な夜な観るの日々で、ある程度中級レベルになった頃から教材はあまり使わず、ネット検索&ドラマでボキャブラリーを増やすことと、phrasal verb、collocationだったりidiomを勉強することが増えたかなあと思います。会社から帰宅して夜ご飯はうどんをささっと作って10分で食べる(夜ご飯にかける時間が嫌い、時間がもったいなさ過ぎて早食い)海外ドラマや映画(イギリスのシリーズばかりとりあえず)を見たりってのをひたすら繰り返していました。ちなみに都内では常にイギリス人や外国人の友達がいた&付き合っていた人も外国人なので日頃英語は話していました。私は完全に実践型、文法キレイに話すとか間違うとか気にしないでとりあえず(よく海外に行くと訛りは強いけどとりあえずペラペラ〜〜って英語を話してるアジアのおばちゃん、それになりきる)喋るようにしています。ちなみに声に出しで英語の本は読むけどシャドーイングの練習はほぼしたことがないのでこれからもっとやってみようと思います、課題。

 

現在は週一の対面レッスンに加え、週に二回30分ずつの会話の練習もしています。来年のいつかこの方々が日本に移住する計画をしているのでそれまでレッスンが続くといいなと思っています。

 

教えて行く中でたくさん気づくこと、学習者に共通する壁が見つかります。ちなみに昔昔付き合っていたイギリス人はイギリスの大学で日本語専攻をしていた為かなり上手でしたが(N1落ちたレベル)彼や他の学習者もこの間違いはあるあるです。例えば「暑い時」を「暑いの時」「の」が入ってしまうことは結構見られます。知り合いのN1を持っている人もcoldの「冷たい」「寒い」の使い分けを間違えると言っていました。例えば「水は寒い」ではなく「冷たい」であること。あと難しいところはやっぱりparticle助詞や、それを乗り越えると次は「〜をしなければならない・いけない・しないといけない」などの細かい違いと発音が大変そうです。

 

みんな頑張れー!といつもレッスンを楽しみにしています。