The fool on the hill

南イギリスでの日常生活・子育てのお話

*現在の仕事*ホテルの職場環境と給料

ホテルのパートタイムのお給料明細をもらいました。

ちゃんと計算したところ、額が案の定間違っていました。おおよそ150ポンド少なかったです。

Officialなemailを夫に書いてもらいマネージャーに送信したところ、次の日にそのメールは(新人の)若い女の子ベッキーに転送されました。

こちらも案の定、謝罪やコメントはなしで、「ちょっと調べて」の内容でそのまま転送されただけ。

その次の日に仕事があったので普通に出勤しベッキーがいたので、目を合わせてどうなったか聞こうとしたところ、向こうから「メール読んだよ。ちょっと調べてみてまた伝えるね」と言われました。それから約1週間が経つけど何も進捗なしです。とりあえず次回行った時に絶対支払ってもらうように言って、何も進展がないようだったらもう出勤しないと断言する予定です。

なぜなら、契約は2ヶ月のみなのであと残り3回だけなんですが、イギリスの有給はパートタイムの仕事にも発生するため、私は6日付与されています。前にルーマニアのリーダーから、「それ全部取ることも可能」と言われましたが、もちろんそれはあくまでも「可能」っていう話で、2ヶ月のシフト内で6日間取るようなことはしません!取らないとすると、それは契約終了後に取得する(=その日数分の給料が支払われる)ということになります。

なので、給与計算がちゃんとされないなら、もう早々に切り上げて有休消化すると言おうと思っています。

 

本当に適当な人たちがいるもんですね。昔ロンドンで働いていたときも給料が間違っていて計算していました。同僚の中国人の女の人も「よく間違われるから絶対毎回計算する」と怒ってました笑 でも本当に間違われるのでしっかりしてなさそうな環境の場合チェックと証拠残しはした方がいいです。

 

ところで、ルーマニアのリーダーですが、彼女はとても働き者です。しっかりしていてはっきりしていて自己主張も強い「典型的なヨーロピアンの女」といった感じです。(ヨーロピアンまとめすぎ?)自分が若い頃はいろんな国籍の方々と触れ合えることが純粋に楽しかったのに、正直今は昔ほど楽しめませんw 

彼女は初めて会った時からちゃんと挨拶、自己紹介をし、またハキハキと話してくるし褒めてくるしいい人そうで(イギリス人の若い女性で初対面でこういう人にあまり会った事ない。おばさんは逆に照れとかプライドとかもうないからか沢山話してくる人多い)、こういう人がハウスキーパーからスーパバイザーに昇格すると納得でした。本人はこの仕事に誇りを持っていて楽しいからみんなにも楽しんで欲しいのよ!とよく言ってます。

見た目もまあ美人でとにかく体が大きいです。こういうこと言うとハラスメントになるかもしれないですが、ハウスキーピングの仕事は体力仕事なのでその点彼女の動きはとても早く適任です。私がいちいち「おいしょ〜っと あ〜おも」と持ち上げる重いものも素早く持ち上げたりし、反対に私は鈍すぎるので素早く行動して小走りするようになりました。

 

しかしそんな彼女と喧嘩みたいな雰囲気、と言うか言い合いしました。

私も日本人の中では気が強い方なので、言いたいことがあったら言い返したいです。でもこのスーパバイザーは一旦説明や何かを言い出すと人の話は聞きません!イギリスではよくあるんですが・・ここでも発生。

原因は、「日曜日がとても忙しいから長めに働けない?」と言われたことに対して、私はその日曜日の仕事の後とても大事なコンサートがロンドンであったため

「電車に乗るから長めには働けないけど2時半までだったら増やしていいよ。」と言いました。

案の定、、当日仕事場に行くと、長いシフト表に変わっていました。受付でお客様対応していたスーパバイザーは、私に「何か問題あったら教えてね!」と言ってきましたが、時間的に問題があったので、「こんな時間まで働けない」と言いました。それに対し彼女は「what time? (do you have to leave?の意味)」と。お客の前で。

私「いやいやこの間言ったよね、2時半までって。電車に乗らないといけないからって」と言いました。

その後、運悪くその日の仕事は忙しすぎてなかなか進まず二人ともフラストレーションでぶつかりましたw はじめは色々一方的に「Listen to me!」と色々言われました。でも私もイライラしたので軽く言い返しましたが、彼女はとても責任感が強く働き者なので、私の現場に来てベッドのシーツを変える作業を手伝ってくれたり、私の早く仕事が早く終わるように計らってくれました。

彼女はイライラしている感情を表に出しぶつけて来ます。そこは日本の職場ではなかなかそう言う人は見ないと思います。

仕事が終わった後に私は一応「今日はもしrudeだったらごめん」と言いました。彼女は「it's ok ちゃんと終わってよかったね、忙しすぎたからちょっとイライラしたのよ。」と言ってました。

私よりも彼女の方がやることが沢山あるのに、手伝ってくれたりしてとても協力的でした。最終的に色々サポートしてくれるので、内面が優しくて責任感の強い人なんだろうなと思います。

ハウスキーパーって「掃除の仕事」で誰でもできる仕事に分類されますし、逆に掃除なんでしたくないって言う人が大半かと思います。この職場にはウクライナのおばさんもいます。キーフにいる家族にお金を送るため、週6日働いています。出稼ぎで来ている人が多いですがそんな人たちの人生や置かれた状況を考えると、とてもありがたいと思います。いくら掃除の仕事であろうが、この人たちが掃除をやめたらホテルにお客さんが泊まることが出来ないとても大切な仕事だと思います。大変だけどちゃんと熱心に何部屋も掃除します。

ちなみにこのウクライナのナターリャは英語が出来ません。ロシアの侵攻が始まる前に人生でイギリスに来るなんてきっと考えたことはなかったと思います。私の初日は彼女からGoogle翻訳も使いながら教えてもらいました。ナターリャは優しそうなフレンドリーな人です。そんな彼女からこんなことを言われました。

「I heard Japan is a very good country. Why are you here? Do you like here?」みたいな感じ。

本当の意味はJapan is civilised country but why did you move to here? って感じでしょうか。彼女は私も出稼ぎできていると思ったんでしょうか。彼女のwhyから、イギリスと言うかこの場所は好きじゃない、と言っているように聞こえました。と言うか、もちろん楽しみのために住んでるわけじゃないから当然故郷を思っているに違いないです。

私は「イギリスが好きだよ。」と伝えると、本当に?って顔してました。

そして現地人と結婚して子供がいる、3歳だよと伝えると、子供の話になりウクライナにいる彼女の家族の話をしてくれました。

 

ほとんど仕事場の人と話す機会はないので気持ちとかまでは詳しくわかりませんが、イギリスが好きでとか家族が近くにいて幸せなイギリス生活をしている人はなかなかいなそうです。