こんにちは。
8月も終わり9月に突入しましたね。今年は本当にあっという間でした。
プラハに行ってからもう半月が過ぎ、記憶がどんどんなくなっているので楽しかった思い出についてどんどん書きたいと思います。
ミュシャ美術館 チェコの歴史を知る
この方について簡単に説明します。
アルフォンソ・ミュシャ(1860-1939)
オーストリア帝国領モラヴィアのイヴァンツエで生まれたアール・ヌーヴォーの画家。多くの絵に女性と、植物・花・星のモチーフや曲線、幾何学模様があしらわれ、リトグラフという技法で作られていました。雑誌の挿絵で生計を立てていたが、女性を起用した美しいポスターなどのシリーズを手掛けその頃の芸術や音楽や文学、多方面で最も華やいでいたパリのベル・エポック(19世紀末から1914年頃)の時代に不動の地位を得ました。
美術館を入ってすぐに見つけることができるThe four seasonsや、The flowersの四つの縦長の絵。花はローズ、リリー、アイリス、カーネーション。とてもロマンティックなシリーズです。
私は「四つの時の流れ」Heures du jourのうちの一つのポスターを買ってきました。
15ユーロでした。四つのシリーズで飾れたら素敵ですね。
このポスターが欲しかったのですが、大きくてスーツケースに収まっても折れると思いやめました。
1918年ハプスブルク家が支配するオーストリア帝国が崩壊し、チェコ・スロバキアが成立するとミュシャは愛する祖国のために無償で切手と紙幣のデザインも手がけました。
チェコに戻ってからは愛する祖国の歴史に向き合いたいと20年ほど構想していたと言われるスラブ民族の歴史や神話を「スラブ叙事詩」20ものとても大きなキャンバスに描く絵画の制作をしたとのことです。(1910-1928)。祖国について、また苦難な歴史を歩んできたスラブ民族について歴史家に調査をし、20年を費やして年に一枚の制作ペースで実現したそうです。
第二次世界大戦中、スラヴ叙事詩はナチスによる押収を防ぐため、包装されて隠されたそうです。
チェコ・キュビズムってなんだろう?
Grand Cafe Orientと言うカフェに行きました。こちらはキュビズム建築のキュビズム博物館の下の階にあるカフェになります。
キュビズムとは?少し調べてみたけど、建築があるのはチェコだけなのだそうです。芸術のキュビズムは20世紀初頭に創始された前衛的運動で、パブロ・ピカソなど見た事のある作品も多いかと思います。
チェコのCzech Cubismとはキュビスム支持者による前衛芸術運動で、1912年から1914年まで主にプラハで活動されたそう。プラハは第一次世界大戦が始まる前、おそらくパリ以外で最も重要なキュビスムの中心地であったようです。斜線、斜面、結晶体などカクカクした幾何学なパターンを取り入れられています。かなりざっくりな説明しかできません。
メドヴニクというはちみつケーキの方がオススメです。キャロットジュースはフレッシュなので疲れた体に沁みました。
この外は観光客で混雑していましたがカフェの中はゆっくりとしていました。
アートに触れるとその時代についていろいろなことが知れます。でも知ると、もっと知りたいことが増えて大変です。
お読み頂きありがとうございました。